2015年11月6日金曜日

さらら山茶花

巨勢山(こせやま)の つらつら椿 つらつらに
見つつ思(しの)ばな 巨勢の春野を

   坂門人足(さかどのひとたり) 万葉集 巻之一

高校生の時かな?
まんまやないかいっ!
どこが名歌じゃ!!
と、思った

爾来30余年。
心に刺さりつづけている。
1000年以上にわたって
あちこちに刺さりつつづけてきたのだろう。


会社の中庭の山茶花が散り初めていた
うちのは気づいたらもう散りつくしていた。

(あ)が庭の さらさらさざんか さらりさらり
 さららさりとて 忘らえぬかも




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