2015年12月9日水曜日

北国赤海老

夕飯は
 ほっこくあかえび
のグラタンだった。

帰りが遅かったので
自分一人分を焼いてもらって
カリカリに焼けたエビを
頭からしっぽまで残さず食べた

「え、頭も食べたの?!」
といわれたが、むしろ
「え、頭捨てちゃったの?!」
である。

同じ食卓で食べていればそんな罰当たりはさせないものを。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


甘エビの標準和名は
ホッコクアカエビ
というのである。
北陸の方とかでは
南蛮エビ、というところもある。
南蛮というのは唐辛子のこと。

甘エビは
獲れたてはそこまで甘くない
死んで自己消化がはじまって
蛋白質がとろけてできた
アミノ酸が甘いのである。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

学生のとき
とある動物学実験は
基本的にはスケッチだった。

ある日
ひとり1匹ずつの甘エビが渡された。

去年実家で、その実験のノートを見つけて持ち帰ったが
ホッコクアカエビのスケッチは
他のページに比べて明らかに雑である。





















早く処理しないと傷んでしまう!
と思い、あわててスケッチしたのであった。

学生誰しも気持ちは一つである。

とっとと描き終して、
実験室のストーブにアルミホイルで巻いたエビをならべ
みんなでおいしく「処理」したのだった。

ごちそうさま。

0 件のコメント:

コメントを投稿