2016年1月24日日曜日

洒落と灑落

山崎闇斎の「有感」の中の

 光風霽月今猶在
 唯缺胸中洒落人

について
たままたみた文章に典拠を知ったメモ。
「洒」と「灑」は同じ文字

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近思録 聖賢十六

周茂叔は胸中灑落にして、
光風霽月の如し。
其の政を爲すこと、
精密嚴恕にして、
務めて道理を盡くせり。

周茂叔胸中灑落。
如光風霽月。
其爲政。精密嚴恕。
務盡道理。

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濂溪詩序 宋 黄庭堅

舂陵周茂叔。
人品甚高。胸中(懐)灑落。
如光風霽月。

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周敦頤(しゅう とんい)、
字は茂叔、号は濂渓。

高校の国語で習った「愛蓮説(あいれんのせつ)」を
書いた人

水陸草木之花。可愛者甚蕃。
晋陶淵明独愛菊。
自李唐来世人甚愛牡丹。
予独愛蓮之出淤泥而不染。濯清漣而不妖。
中通外直。不蔓不枝。香遠益々清。
亭亭浮植。可遠観而不可褻翫焉。
予謂。菊華之隠逸者也。
牡丹華之富貴者也。
蓮華之君子者也。
噫。菊之愛。陶後鮮有聞。
蓮之愛。同予者何人。
牡丹之愛。宜乎衆矣。

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