2016年7月30日土曜日

庭のメモ用紙

「あぁ~、今日のキュウリ何本収穫したっけ?
 しまった~ 忘れちまった!!
 庭で収穫量が目もできたらなぁ!!!」

そんな後悔や思いは
人間だれしも、一度や二度は経験しているに違いない。

そんな悩みを解決すべく、
メモ用紙貼り付けボードを作成する。

家に釘を打つのもナンなので、
突っ張り式で固定した。

「あと30分でご飯だからね~」
と叫ばれてから着工し、
「ご飯の前に風呂入ったら~」
と言われた時点では完成していたので
構想3分、
施工30分の工事である。

すきっ腹にビールが入っていると
瞬発力が違う。

ただし明日の朝
 「え?!」
 「メモ用紙はるためのだけに?」
と思う可能性については
今は否定はしないでおく。
 鉛筆立てもつけた。
素材は
庭に、文字通り「転がっていた」
泥だらけの木切れ。

机ヲ刖ル

数年前に作った庭用の机
(天板を取り外したところ)
脚を20cmほど切った。
庭でビールを飲むのにちょうどいい。

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日本語なので「脚を切る」なんて手間をかけたけど
漢字なら
1文字で
「刖(あしきる)」という文字がある。
他にも
刵(みみきる)=耳を切り落とす
劓(はなきる)=鼻をそぎ落とす
剕(あしきる)=脚を切る(刖より低い位置で切る)
など
1文字でいろいろ表現できて便利である。

脚を切ったり。耳を切ったり、鼻をそいだり…
文字として成立するほどありきたりのことだったのであろうか?



2016年7月28日木曜日

千里、暮雲平らかなり



千里、暮雲平らかなり。

地平線の果てまで、
夕空の雲が平らに広がっている。

それって、こんな雲じゃない?
という雲が広がっていた。
19:00ころ
会社の窓から。

出典の詩は冬枯れの大草原を歌うが
梅雨明けの横浜にその雲を見た、
と思った。




向こうに入道雲が見える




観猟 王維

風勁角弓鳴   風勁(つよ)く角弓鳴る
将軍猟渭城   将軍 渭城に猟す。
草枯鷹眼疾   草枯れて鷹眼疾(はや)とく
雪尽馬蹄軽   雪尽きて馬蹄軽(かろ)し。
忽過新豊市   忽ちに新豊の市を過ぎ
還帰細柳営   還(ま)た細柳の営に帰る。
廻看射雕処   雕(ちょう)を射し処を廻(かえ)り看れば
千里暮雲平   千里、暮雲平らかなり。

2016年7月27日水曜日

お帰りズッキ~ニ

初めてズッキーニを作った。

1株しか植えなかったけど
葉っぱが、
葉柄の付け根から先っぽまでで
優に120㎝以上ある。
1株で1坪くらい占有している。
うちでは1株で十分だった。

今日までに20個近く収穫できている。
やっぱり
うちでは1株で十分である。


とはいえ、受粉しないと実が育たない。

雌花の子房(実の元)は10㎝くらいもあって
育たなくても食べられるくらいだが
受粉ができないと
数日で縮みはじめ、やがて腐ってしまう。

1株しかないと
雄花と雌花が同時に咲いて、
偶々その時間に虫が来て受粉してくれる、
なんて奇跡は期待できないので、
出勤前の時間に
人工授粉にいそしむ。

あ)雌雄同時に咲いたときは問答無用で人工授粉
い)雄花が今日咲いて、明日開きそうな雌花があれば
  雄花の切り口を濡れティッシュで巻いて、
  ラップでくるんで冷蔵保存、
  翌日人工授粉。
う)雌花が咲いているのに冷蔵雄花がないときは
 一か八か、翌日、閉じた雌花の花びらを引き開き、
 その朝咲いた雄花で人工授粉。
え)2日冷蔵した雄花しかないときは
  気持ちだけでも頑張れるよう、
  雄蕊にショ糖液(砂糖水)をつけて
  元気をつけて人工授粉

花は9時前には閉じてしまうので
時刻的には出勤前でちょうどよい。

一番大きかったのは採り忘れて40cm1.7kgになったヤツ。


ズッキーニは脇芽が出ないので、
先っぽが折れてしまうと
その先はもう伸びないし、実が取れないそうだ。
「折れてしまった!」という先輩の話を聞いて
慌てて貧弱な支柱を建てた。

支柱に支えられながらも
茎は伸び、曲がり、
先ごろついに地面に到達した。
これでしばらく折れずに済みそう。

ようこそ地面にお帰り!
ズッキーニの先っぽ!!

病虫害状況

完全無農薬を目指す!
なんて志もないので、
農薬をことさら嫌うつもりはないけど
扱いが面倒だし、
なにより
値段が高くて、かつ、
ごく少量しか使わないのに量が多くて持て余す
(捨てるのだって大変!)ので
ほぼ使っていない。
ゆえに虫も病気も多少は仕方ない。
だいたい、
野菜に虫食いがあっても
うちの家族はそんなもんだと思って文句は言わない。
僕がいちばん気にしているかも。

とはいっても被害が少ないに越したことはない
来年の病虫害の「たね」を残すのも嫌だし。

来年への布石のため
今の状況を簡単にまとめておく。

1)シソの葉が妙な縮れ方をしている


裏を見るとやっぱりアブラムシ

ちじれた葉っぱを切り取った。

2)ズッキーニのうどんこ病。
株自体は元気そうだから気にしていなかったけど
ちょっとひどいな。


カリカグリーンを使うか。
農薬は面倒なのでほぼ使わないけど
カリカグリーンはただの炭酸水素カリウムなので気軽。
しかもよく効く。

炭酸水素カリウムで効くなら
重曹(=炭酸水素ナトリウム)でもいいかな、
とは思ったけど
ネットで見てみたところ
炭酸水素カリウムよりは効かないみたいな雰囲気。
あきらめて買うか…

その葉の接するほど近くにあるキュウリにはうどんこ病はうつらないのか?
キュウリにも多少出ているがほとんど気にならない程度。
ちょっと不思議。

3)これはナスの葉っぱのニジュウヤホシテントウの食事のあと
あまり目につかないので、まあ気にしない。


4)写真は取り忘れたが
毎年オクラの蕾の黒いアブラムシがひどい。
(それでもオクラは結構ふつうに収穫できるのだが…)
アリがアブラムシをガードしている。
最近、真偽のほどはわからないが
アリはチョークで引いた線を越えられない
という話を聞いた。

チョーク(炭酸カルシウムや硫酸カルシウム=石膏)が効くなら
水酸化カルシウム(消石灰)でもいいかな
と思い、庭の片隅に放置されている消石灰で
問題のオクラのマルチシートの上に、
株を囲むように線を描いてみた。
小中学校の校庭みたい。
(グランドに線を引く白い粉が消石灰。
 いまは炭酸カルシウムのライン引きも多い)

4,5日前に線を引いたが、
気のせいかアリが見当たらないような…
これは後で確認することにする。

5)モロッコインゲンの葉の密集しているところをゆすったら
コナジラミが…
葉っぱを間引いたら
ほぼ姿が見えなくなった
風通しが悪化したせいかな。

6)モロッコインゲン、葉っぱにわずかにさび病
あまり気にしていないけど
カリカグリーンを買ったら撒いてみるか。
 
 というのが2016年7月24日の状況。

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7/27追記
4)について
消石灰はまだ散らばっていない
オクラの上にアリは全く姿が見えない

…それにしてもこうしてみると
畑というより全く荒地だな。

2)5)について
カリカグリーン、3,4年前の使いかけあった
分包1つを1リットルにとかしてズッキーニにたっぷり撒いたが
100mLも使わない。
他使うところないかな。
なければ残りはカリ肥料として土に撒いてしまう。

7)モロヘイヤの大物
モロヘイヤの葉に大きな糞がある
しかもまだ新しい。
1枚だけ、葉脈ばかりになった葉がある。
でも姿は見えない。
ヨトウムシ???
地面から70~80㎝ある葉っぱだけど…
夜のうちに上って食べて
あっという間に降りて行ったか?



8)トマトの芋虫
写真なし。
トマトいくつも捨てた。
いつもシーズンが終わるころ出てくるのだけれど
すでにいくつもやられている。
なんだか今年のトマトは調子が出ない。

2016年7月25日月曜日

7/25に咲いていた庭の野菜の花

野菜の花では
なんといってもオクラが一番華やかなのでは?

槿(むくげ)と同じアオイ科で
ゴージャスな花は1日でぽとりと落ちる。
文字通り
「槿花(きんか)一朝の夢」。

モロヘイヤの花は
育てたことのある人しか見たことがないのでは?
和名はシマツナソ。
麻ひもの原料はこの(これだけではないけど)繊維。
固くなった茎や実には毒があるので
若い芽しか食べてはいけない。


モロッコインゲン
植物学でいう「マメ科の蝶形花」というヤツ。



キュウリは受粉しなくても実が大きくなる



ゴーヤ


昨日咲いて1日でしぼんだズッキーニ。
人工授粉済み。



ナス



トマト

2016年7月23日土曜日

秘伝 焼きそばきゃべつ短冊切りの術

地域に古くから伝わる
焼きそば用のキャベツの切り方の秘伝を
焼きそばきゃべつ短冊切り宗家EM氏から伝授された。

最終的にはこんな
均等な短冊のキャベツが出来上がるのである。

なんかちょっと
ダイオウグソクムシに似ている。

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秘伝の事

1)底切り離しの儀
 キャベツは洗わず、
 外葉もとらず
 底をば切り落とすべし。


2)縦切りの儀
 中心より
 見ン事 縦に切離すべし


3)秘技 芯落とし
 芯をV字に切り落とすべし。



4)秘伝 外葉はずし
 芯の切り離された外葉は
 桜の花びらのごとく
 はらり、と落つるべし。


5)邪武邪武洗いの儀
 水にてじゃぶじゃぶ
 よく洗うべし



6)奥義 短冊切りの儀
 縦横横横に包丁を入れて
 短冊(長方形)に切るべし。
















7)袋詰めの儀
 5㎏の麺と炒めるべく
 2.5玉分ずつ袋に詰めるべし。


毎年、
どうやって丸いキャベツが
同じ大きさの長方形に切れているんだ?
とは思っていたが
今回その秘密が明かされたのであった。

2016年7月22日金曜日

保険のきかない霊感商法的な加療で、風が吹いて桶屋が儲かるような足の痛みが軽減した話

4月に家ができた。
家を建てるとき
最後まで踏ん切りがつかなかったのは
これから老後に向かって
こんな坂道の街に居を定めてよいのか、
ということ。

6月上旬から
起きると膝が痛くて階段を降りるのが苦痛になった。
歩くとかかとがむやみと痛い。

加齢だな。

坂の街の新しい家に住んで2か月、
僕はもうこの地への適性を失ったのか…

愕然とした。

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今日病院に行ってみた。

加齢じゃないそうだ。

「そくていけんまくえん」
(足底腱膜炎)
ということで、
かかとに負荷がかかって
踵骨(かかとの骨)が盛り上がり
それが腱膜とすれて
炎症を起こしているそうだ。

それを無意識にかばって歩く結果膝に負担が来て
膝が痛む、とのこと。
風が吹いて桶屋が儲かるみたいな膝痛だな。

僕の場合、
足のアーチを保護できない靴が問題みたい。
底がほとんど平らな革靴、
それを脱ぎやすいように緩く履いている。
うっすら気づいてはいたが
やっぱりそれはだめだ、とのこと。

「保険はききませんが
 いいサポーターがあるんですが…」

と、霊感商法みたいなおすすめ品を、
犬小屋の屋根から飛び降りる覚悟で
大枚2,100円也を支払って買ったら
嘘みたいに歩く痛みがなくなった。

騙されていなかったのか
騙されきることができたのか
どっちかだ。
まぁどっちでもいい。

レントゲンで見た踵骨の盛り上がりは
1mmにも満たない。
そんなもんで
「もう一生歩けないんじゃないか」と大騒ぎしている。
人間なんてほんとにひ弱いな。
医者に「正解」を聞けば
多少痛くても、
「なぁ~んだ」
と安心できてしまう。
知らない、無明はまさに煩悩の根本
智慧は迷いを断ち切る利剣だな。
…などと思う。

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面白かったこと
1)レントゲン写真がものすごく精細、立体的で
 骨の表面の模様まで見えてびっくりした。

2)看護婦さんがレザークラフトをするそうで
 僕の持ち物をやたらとほめてくれた。

3)見て「偏平足気味かな?」
  触って「ちがいますね」
  結論「肉でくぼみがわかりにくいですが
      アーチはしっかりあります」
  面白いがちょっと失礼。

朝の庭は夜のテーブル

妻が梨を買ってきた。

経済的、味的問題から
ウチが果物を買うの大概旬で
ハシリは珍しい。

…と思ったら
「胡瓜対策」とのこと。
「キムチを作ってみよう!」
ということだった。



妻作「オイキムチ カクテキ」 ※注

糠漬け

今日のキュウリは漬物2品だったが
胡瓜が4品並んだこともある。

胡瓜はただの3株だけれど
いまが盛りで
毎日20本ずつとれると
そうならざるを得ない。
去年は6株だから大変だった(妻が)。

野菜がたくさんとれる季節。
朝庭で採った野菜が
夜食卓にならぶ。

野菜を買わなくてよいのはよいけれど
同じものが毎日たくさんとれるので
妻の悩みも一通りでない。

ズッキーニ1「ジョン」


ズッキーニ2「炒め煮」

なすとモロッコインゲン、万願寺唐辛子

写真は取らなかったが
味噌汁の具は茄子とモロヘイヤ。
それと、初収穫のオクラが入っていた。
空芯菜が出てこなかったらら
冷蔵庫に2日間の収穫分が眠っていることだろう。

今朝だいぶ大きくなっていたから明日はゴーヤが採れる。
明後日以降は毎日採れる。

少なくとも胡瓜の終わる8月末まで、
実際には茄子とトマトが衰える10月末まで
妻の苦悩は続く。

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※注:胡瓜のキムチがオイキムチ、大根ならカクテキ、
と思っていたが妻によると違うそうだ。

昨日(7/21)のNHKの「あさいち」で、
「大量のキュウリをどうしたらいいか」という
 うちのこと?
みたいなお悩みへの回答として
「きゅうりでもオイキムチがつくれるんですよ」
と韓国人の先生が作っていたのをけd見て
夕方作ってみたとのこと。

むずかしーなー。
妻もなぜ胡瓜でもカクテキなのかはわからなかった、
とのこと。
漬け方が違うんだろうな。
韓国人はみんな把握できているのだろうか。
(区別できてるんだろうなぁ、間違いなく)

もういっそ日本では「朝鮮漬け」でよいのではないか?
子供のころは「キムチ」なんてしゃれた言い方はなくて
朝鮮漬け、と言っていたと思う。
韓国漬けでも高麗漬けでもいいから
ちょっと整理を考えてみてもらえないだろうか。
 
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2016.07.26 今日の夕食のキュウリ漬け3種
左から
 三五八漬け
 糠漬け
 カクテキ
 

2016年7月20日水曜日

ちりとりや できたころには ちりはなし

工作していたらゴミが出た
掃除機を出してくるほどのこともなし
手もとのほうきで掃き集めはしたものの
ちりとりはなし
そうだ、ちりとりを作ろう。

それから4,5日。
もともとのちりを妻がリビングに放置しておくはずもなし、
ちりとりのできたときには
もともとの目的を見失っていた。

と思ったら、
ちりとりを作るときにちりがでているではないか!
自分の後始末が
新しいちりとりの初仕事。


ちょっと大きくて
ちょっと重くて
ちょっと柄が短くて
ちょっとバランスは悪いけど
形はちょっとださい。

いろいろあるけど
自分で作ると
そのいろいろもまた
面白い。






材料

制作過程