2016年8月27日土曜日

キノコは木の子

事業所の敷地の中にある「山」。
今年の春は
「え、そんなに!」というくらい、
の木を切っていた。

去年までも枯れた木などは切り倒していたが
今年は業者を変えて、徹底的に手を入れたそうだ。

こんなに手をいれて
もう自然の状態ではないではないか、
と心配していたが、
夏になってみたら
山が山らしくなっていた。


こんな住宅地にびっしり囲まれた、
小学校1つ分ほどもない山は
もう、自分の力では自然の山でありつづけることはできない。
山のあるまま、なるがままに任せれば
「自然」になるのではなく、
ただ朽ちていくのだろう。

現に
近所の公園は10年前はうっそうとした自然の山の姿で
ふかふかした土に
銀蘭の花を見たことさえあったが
いまは明るく乾燥した清潔な公園になっている。
土は踏み固められてカチカチである。
もともとあったミズナラやクヌギも
既に老いている。
ここは40年以上昔、
地元の地主が
「ここの自然のままに残すこと」を条件に提供したと聞いているが
自然はこの公園だけでは維持できなかった。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

今年から入れた業者は
「適切に手を入れる」ことで
自然の状態を維持する方針だそうだ。
数年計画で「自然の山」にしていくつもりとのこと。
お手並み拝見、ではあるが
そう聞くとちょっと楽しみである。

春に沢山切った切った木は
太いものはベンチや木道になり、
それ以外はウッドチップになって中庭に敷き詰められた。

そのチップから、たくさんのキノコが生えてきた。
食べる勇気はないが、なかなか立派。
まさに山の木の、子
である。










0 件のコメント:

コメントを投稿