2016年9月19日月曜日

讀山海經


山海経を読む(その一)
          陶淵明

初夏となって草木が茂り
うちの周りも緑が濃い

鳥たちが自分の居場所を喜ぶように
私もまた私の小さな家を気に行っている

庭を耕し、種をまいて
時には本を読む。

お歴々がこんな窮屈な路地に来ることはないけど
友達はわざわざ車を向けてくれる
うれしくなった私は春に醸した酒をとりだし
庭から野菜を摘んでくる。

東の方から涼しい雨が降ってきて
心地よい風が吹いてきた。

昔の魔法の物語を読み、
世界の不思議の図鑑を眺め
大宇宙に思いを巡らす。

とても楽しい。


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…ということで山海経にちなんで手長足長を彫ってみる。
彫りながらうっすら気づいたけど
手長足長はむしろ
(和漢)三才図会 かな。
(15x15mm)




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讀山海經其一 陶淵明

孟夏草木長
遶屋樹扶疏
衆鳥欣有託
吾亦愛吾廬
既耕亦已種
時還讀我書
窮巷隔深轍
頗迴故人車
歡言酌春酒
摘我園中蔬
微雨從東來
好風與之倶
汎覽周王傳
流觀山海圖
俯仰終宇宙
不樂復何如

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