2016年10月3日月曜日

空芯菜の花

毎年、1輪くらいは咲くけど
2輪も3輪も咲いた覚えもない。

空芯菜(くうしんさい)。
うちの周りのスーパーでは
朝顔菜(あさがおな)の名前で売られている、
朝顔の仲間。

花は朝顔そっくり!
…といいたいけど
むしろ夕顔が思われる。

朝顔、空芯菜、
ついでにいえば
昼顔、夜顔、それに薩摩芋はヒルガオ科、
夕顔はウリ科なのだけれど。


夕顔という名も花も
なんだかはかなげに思われるのは
薄暗い中で開くよわよわしげな白い花だからなのか
朝を待たずにしぼんでしまうからなのか
源氏物語の余韻なのか。

…3つコミ、なんだろうな。



心あてにそれかとぞ見る
 白露の光そへたる夕顔の花
         (源氏物語 夕顔)


心あてに折らばや折らむ
 初霜の 置きまどはせる白菊の花
         (百人一首/古今集 凡河内躬恒)

にそっくり。




…空芯菜の花の話だった。

めっきり秋っぽくなって草の勢いが衰えてきたうえに
長雨と、行事続きの週末で手が入らず
庭は荒れ気味。

苦瓜の蔓はだいぶ衰えたけど
実はまだだいぶ採れる。


週末晴れるとよいのだけれど。

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